2023.5月9日
与論島旅行記シリーズ(6)

—4日目—

晴れたー!!

2日目は、1日目とうって変わって綺麗に晴れました!
白波は立っていますが、やっと与論島の青い海を拝めましたヨー!天気予報がコロコロ変わるのでよかった…😭


いよいよ旅も後半戦ですが、これで午後からのアクティビティも楽しめそうです!

……だったんですが、なんと予約していたアクティビティの海中ウォッチングツアー(百合が浜見学)もサンセットクルーズも強制キャンセルにorz
朝からホテルのスタッフさんの電話を取り、プチパニックになる私😂

まだ波が高く、泳いだり船出したりできないそうな…。どうしよう、旅のメインディッシュがどれもダメになってしまうなんて……………まあ……自然相手だから仕方ないかぁ…、、(かろうじて正気を保つ・笑)

と簡単に諦めるワタクシではございません(笑)!

陸海空を駆使して沖縄まで経由して来たんだから、ギリギリまで粘るぞ。
去年沖縄シュノーケリングツアーで利用した、当日予約ができるアクティビティサイトVELTRAさんを早速確認!

…ッッッッアーーーーーーーー…、、あえなく撃沈!!
ですが、親切にも別のツアー会社のトメクルーズさんをご紹介いただけました!ありがたや…!🙏

この時まだ早朝だったので、一旦WEBサイトから予約。
受付始まる時間で電話する予定でしたが、先に予約確定の連絡があり、最終日の3日目に無事、百合が浜ツアーに参加させていただけることになりました!!!!!

トメクルーズの福留さんありがとうございます!

そして案内してくださったツアー会社さんに感謝です!!!

百合が浜見れなかったら旅の目的がなくなってしまう…🥺
いえまあ、天候とか海のコンディションで、ギリギリまでどうなるかわからないんですが…。

それにしても、ひとまず予約が取れて一安心です😭🙏
よかった…本当によかった…!

ツアーの予約が取れてほっとしたらお腹すいたので(笑)、日焼け止めを軽く塗り(これが後ほどえらい目に…)、ひとまず朝食会場に向かいます。

朝食会場は、ホテル内レストランの「アネリア」と言うイタリアンレストランです。

昨日利用した和食レストラン「ぴき」の隣にあって、受付で部屋番号と名前を伝えると、朝食のメインディッシュ3種類の中から一つ選び、他はビュッフェで好きなだけ食べられるスタイルです。

生ハムと温泉卵のイングリッシュマフィンをチョイス。美味しそー!

他に、出来立てを持ってきてくれるとろとろオムレツ(具はきのこだったかな?)、あぐー豚のしゃぶしゃぶ、ドレッシングがやたらいっぱいあるサラダ、地元のお惣菜など。カレーや焼き立てのパン、パスタなどもあります。小さいサーターアンダギーなんかもあって、デザートに一つだけいただきました。カリカリで香ばしい。

一度に全種類は無理なので、滞在中に制覇したい😊しゃぶしゃぶが美味しかったなあ〜。
朝からお腹いっぱい!ごちそうさまでした🙏

腹ごなしに朝のホテルを散策。
風が強くて波が高いけど、晴れると海の青さが増して本当にソーダ色です。

ちっこいヤドカリを見つけて観察したり、海に足つけたり。久々の青い海に心も体も癒されます。

足をつけてたら、海が思いの外寒い。最終日に海水浴もする予定なんですが、低い水温に挫けそうになりつつ(笑)。

さて、腹ごなしも済んでお出かけ準備。

昨日と同じくレンタサイクルを借りて出かけます。

1日島内周遊することに決めたので、レンタサイクルの期限が切れる日暮れまでお出かけ予定。
ありがたくも2日目は雨の心配はなさそうな気配。雨具は必要なさそうです。

晴れると熱中症が怖いレベルの蒸し暑さなので、水のペットボトルもホテルで購入して、途中補給ポイントもチェケらしておきました。
2日目の旅程はこんな感じ。

与論島は海沿いの道を走る外周と、内周とで巡れる場所が変わります。

うーん、アップダウンがきついので、自転車で1日名所を隈なくめぐるのは厳しい。
内周だと自転車でも2時間くらいで回れるそうなので、今回外周は諦めて、細い路地をくぐりながら色々見学します。途中食事を摂ったりお土産品を購入したり、資料館や神社などの見学も加味すればちょうど良い時間になりそう。

ルートを頭に入れたら、駐輪場の自転車を拝借。

駐車場でちっこい猫さんがにゃんにゃん鳴いてたのでパシャリ。ホテル内には猫が何匹かいてめちゃくちゃ慣れてて可愛いです🐈💕

さて、自転車漕いでえっちらおっちらひとまず繁華街の茶花地区へ向かいます。

壮観!

昨日はお目にかかれなかった茶花港へ。普段は使われない港とのことで、船は停泊しておらず、ほとんどコンテナが置かれているのみの殺風景な港。天候が悪くなったりした際、フェリーの一時停泊に使うそうな。

乾いたコンクリートの港に海の青さが際立って、南国の初夏の風景が心に染み込むようでした。制服の学生さんとかいたら、ポカリスエットや〜な甘酸っぱい景色。

茶花港前の広ーい道を通って、まっすぐ島の北側へ自転車を走らせていると10分ほどで繁華街にたどり着きます。そして繁華街をさらに進むと、昨日の晩御飯でいただいた美味しいモリンガ麺を直売しているお土産屋さんがあると調べをつけていたので、島内でも最大規模の土産店「サンコーラル」さんへ向かいます。

店内には与論島のお土産はもちろん、衣料品から雑貨、お店の名前でもある珊瑚などのアクセサリーも販売されています。

そして、モリンガ商品のコーナーにはお目当てのモリンガ麺もありました!

モリンガは栄養価の非常に高い薬草で、オーナーさんが家族で栽培、商品開発もされているとのこと。また、オーナーさんは与論島の食文化を積極的に発信されていて年に何度か関東での物産展で出展をされているそうな。

モリンガ麺がもう一度食べたくて、自分の分と関西に住んでいる兄弟家族分も購入。
お願いすれば小分け(3人前の個包装)も用意していただけるので、現地で見当たらない時はスタッフさんに尋ねてみてください😊ちなみにAmazonでも購入できます。試してみたい方はこちら。小麦にモリンガの粉末を練り込んでいて抹茶麺のような見た目ですが、香りにクセがなくてもちもちで美味しくいただけますよ〜✌️

オーナーさんもスタッフの方もとても気さくな方々で、モリンガや与論島のお話をしてくださり楽しい滞在となりました😆。
そして帰りになんと!お土産品の星の砂をプレゼントくださいました〜っ😭🙏✨ありがとうございます!

小っちゃな貝がいくつか入っていて、着色された色砂と、星形の変わった形の粒が入っています。
これがいわゆる星の砂で、後で調べたら「有孔虫の一種ホシズナ」という生き物の殻(ミイラ?)とのこと。
このボトルは沖縄のお土産物屋さんでも見かけたことがあるので、きっと八重山〜奄美群島周辺の浜辺は星の砂の生息地なんでしょうね。砂浜には生きているものもいるかも…とWikipediaにも載ってました(笑)。
どんな生態の生き物なのかな。気になるぅ🤔

お店を出て周辺をちょっとぐるぐる。
サンコーラルのご主人におすすめしてもらったお昼ご飯のお店、海岸通りさんに行ったらまさかのお休み😭
美味しいよ〜!と聞いていたのでとても残念。また訪れる機会があったら訪れたいと思います!

繁華街も休みのお店が多いなあ〜。GW明けなので、きっとオンシーズンのみの営業(普段は畜産・農業をされている)だったり代休取ったりされているお店多いんだろうな。

とても蒸し暑いのと、繁華街を離れると一気に飲食店がなくなるので少し早いですが道路沿いのレストランに入りました。

ミジラシャンさんで休憩&カロリー補給。

何店舗か並んで入っているテナントのお店でした。中に入ると、お昼にはちょっと早いですが半分くらい席が埋まっていました。

カウンターの周りにはメニューの解説が色々あるんですが、大食いメニューもあって与論島の大盛りの聖地みたいです(笑)。何名か挑戦者の写真が飾られていました。4kgとか5kgって、結構本格的な大食いメニューです。これだけ食べられたら色々試せるんだろうなあ。羨ましい。

ベトナム料理が売りのお店とのことですが、ソーキそばやお肉のソテー、フライ、ハンバーグからうどんやパスタなど、ファミリー層も安心な何でもあるスタイル。

私は鶏胸肉のガーリックソテーを頼みました。ソースが香ばしくてとっても美味しい。サラダもたっぷりで、ご飯とお味噌汁付き。お手洗いもお借りして退店。おいしかったです、ご馳走様でした🙏

しっかり食事も摂ったので。こっから厳しい日差しの下を自転車漕ぎ漕ぎ走ります!

道すがら見える崖や植物が、ワイルドだぜ〜。

まず先に目指したのは、サザンクロスセンター。
サザンクロスセンターは、与論島の歴史や風土の資料館として、祭りの衣装や土着的祭事の解説、言語や生息している動植物のサンプルまで展示してあり、与論島の様々な風俗を知ることができます。

こちらの入館時間が17:00までと決まっているので先に訪問。

サザンクロスセンターの前にある、琴平神社の境内にあるガジュマル(?)の木の間からパシャリ。

館内の撮影はOKですが、WEBでの公開はNGとのこと。古い龍の墨絵が独特な構図でお見せしたかった〜!
施設内ではお土産も購入できます。

ミクロネシアの儀式に使われるようなお面もあって、人種も文化も色々混ざり合ってるんだろうな〜。
与論島の言語は薩摩弁や琉球弁と同じく、ほぼ外国語です(笑)。居酒屋さんなんかで、土地の方同士の会話も聞こえてきますが何言ってるか全く解りません(笑)。奄美群島の他の言語も含めて一覧が並んでるんですが、どの言語も少しずつ響きが違ってて面白かったです。

サザンクロスセンターを後にして、ほぼ併設されている琴平神社を参拝。
とその前に、目の前に絶景がーーーー!

ここは昔、お城があったそうで小高い丘になっています。

田園風景と青い海が一望できる、与論城跡です。熱帯の青々と茂る植物が目に優しい。
そしてサトウキビ畑の濃淡が美しいです。サザンクロスセンターと城跡、琴平神社は隣接しているので、一気に見学できるのが助かります。日差しが半端ないので、帽子とラッシュガードは必須です。…必須でした😂

城跡を振り返れば、琴平神社です。

子供の日の名残で鯉のぼりがいっぱい泳いでるよ〜!
鳥居を潜ると、鮮やかな鯉の親子が空にたなびいていてとても綺麗。人が少ないのも良いですね。
境内の入り口には土俵と慰霊碑があります。

こちらは、琴平神社でいただいた御祭神の一覧(画像クリックで拡大)。
琉球王国の所領でもあった与論島の神様〜地元の英雄が御祭神。文化や信仰も琉球神道に影響を受けていたようで大変興味深いです😊
琉球神道、もう少し掘り下げて勉強したいと思っているので、また触れられて嬉しいです。

境内で宮司さんから御朱印を拝受すると、お祭りの後だったようで、お浄めのお塩も分けてくださいました。
ありがとうございました😊🙏

サザンクロスセンターをじっくり見ていたら、太陽が傾き始めたので😅続けて高千穂神社へ。
与論島の中学校の裏手にある、真っ赤な鳥居が目印です。

ちょうど学生さんたちが帰る時間帯だったので、少し眩しい気持ちになって目を細めつつ。
砂と珊瑚の石を踏みしめながら参拝させていただきました。

鳥居を潜ると左手に手水舎があり、ふかふかの砂の上を進むと小さな本殿があります。

この、ザ・南国!て感じの手水舎がかわいい。
シンプルに組まれた木の作りが背景の緑と合わさって、輪をかけて南の島感があります。鬱蒼とした濃いグリーンのジャングルもまた、南国情緒を彩りますね。

近代に入り、薩摩からの侵攻で神道の神社も置かれ、元々島にあった信仰は明治以降合祀されていったようですね。神道の神社は比較的新しいようです。
ご祭神は天孫・瓊瓊杵尊。太陽を目一杯感じられる参拝でした。

高千穂神社から細い路地を行くと、土着の英雄が祀られている按司・根津栄(アジ・ニッチェー)神社があります。

按司とは、琉球王朝の高位の官職で、祀られているニッチェーは800年の昔、与論島出身の一兵卒から立身出世したの英雄とのこと。

社殿は改築中らしく、とても綺麗でした。参拝は隣の小さな建物で行います。内部は無人でしたがありがたいことに御朱印などはセルフで(笑)。拝受できるようになっていました(野菜の無人販売的な…)。日付を書いてもらいたい方は、呼び鈴を鳴らすと書いていただけるようです。

個人的には、琉球神道にあるニライカナイ神話が大好きで、(沖縄〜九州に伝わる、東の海の彼方にある楽園)与論島も同じくニライカナイの伝説があります。東の果てにある、神々が棲む楽園。死者が、魂を洗う場所とも伝え聞きます。

地獄でも天国でもない、別の次元。生きては渡れない世界。
きっと海に囲まれた島の人々だからこそ生まれた価値観なのでしょう。
島には沢山の蝶が飛んでいて、この島は蝶の島だなあと感じたのですが、ニライカナイへ導く使者もそういえば蝶(蛾)でした。魂は、蝶に運ばれて、彼方の楽園へ。

とかポエムっていたら、いよいよ西日が落ちて来たのでここから島の東へ向かって走ります。

途中カフェでも寄ってお茶したいな〜なんて呑気に考えていたら…、、甘かった(笑)!やっぱりお休みでオープンしてなさそうでした…😂
となれば、一路ホテルへ戻るまで。

島の東には、明日ツアー予定の百合が浜があるのですが、内陸からだと地形的にうっすら見える程度で、さらに北東はほぼ畑と道路のみで、レポートしづらい(笑)。時折見える牛舎の牛さんに手を振りつつ、サトウキビの田園を横切りながら自転車を走らせました。

帰りは下り坂も多かったのですが、暮れ行く島の国道の中一人孤独に自転車を走らせていると、最早ランナーズハイ(笑)。電動アシスト無ければ途中で挫けていたかもしれません(笑)。意外とキツかった〜。

ヒーこら言いつつ、ホテル着。汗もかきまくり、疲れ切っていたので、滞在中18:00まで自由に使ってOKと言われていたオールインクルーシブ(無料の食べ放題)のカフェへ。

宿泊者は無料で使えるビーチカフェ パラディソスの利用は18:00まで。

ドリンク類(コーヒー、お茶、ジュース、ワイン、黒糖焼酎も😲)とおつまみのナッツは全てサービスで飲み放題です。

オリオンビールの紙カップがかわいい😊

オーシャンビューでくつろげる〜…と思いきや、夕焼けを眺めにどんどん人が増えてくるよ(笑)。

私が入った後ほどなく満席になったので、駆けつけ三杯引っ掛けて外のベンチに避難。

そしてゆっくりベンチに座って気づく…。

日差しをまともに食らっていた左肩が真っ赤っかになっていることを。

アホなことに、日焼け止めを朝軽く塗っただけでそこから塗り直しもせずに、エンヤコラと自転車を漕ぎ続け1日南国の日差しに当たり続けてこの体たらく。

顔はこまめに塗っていたのですが、何故腕が焼けると意識しない私よ…。

おかげでお風呂で叫ぶハメに。
めでたく腕の皮むけむけの夏になったのでした…😭

さて、そんなこんなで1日が終わり、今夜の晩餐までにお風呂に入って着替え、今日は朝ビュッフェをいただいたレストランでいただきます。

「地中海レストラン アネリア」

地中海料理が楽しめるお店…ということですが、イタリア料理と食材はそんなに変わらないので、身構える必要はなし。

他のお客さんは夕日の時間に合わせて食事が終わってて、貸切状態〜〜〜〜!

前菜のタパスの盛り合わせは生ハムと淡雪のようなチーズが美味しい…!
昼間に汗をかきまくったので、塩分が沁みるねぇ…。アサリと野菜のズッパは、スープの中にパスタとアサリが沈んでいて、貝の出汁が出た味わい深いコンソメがたまりません😊
そしてズッパの上にあるちっちゃい丸パンが美味しくて、3個くらいいただきました(笑)。ふわふわもちもち〜。
そしてメインの和牛が…!めっちゃサシが入っていてジューシー!白身魚は何か覚えてないんですが…(きっと説明してくれている)パリパリで香ばしく、フレッシュソースが美味しかった。与論島は黒毛和牛も生産されているので、地元の牛さんかもしれません。鹿児島県産の黒毛和牛って言えば大変いいお肉。酸味の効いたソースが美味しかったです(ご飯欲しくなるやつ)。

デザートは朝食ビュッフェでも出されていたものっぽい。甘さ控えめでフルーツたっぷり。丁度いい量。

いやあ、美味しいディナーでございました😁
お腹いっぱい!ご馳走様でした!

2日目は朝からフル稼働で島内を巡れて楽しかった〜!
まだ心残りはあるけれど、それはまた次の機会に残しておいて、与論島とのご縁を繋ぎましたよ。
レストランから出てヴィラのある居住区で、地域猫さんが何匹かお出迎えして玄関まで送ってくれました🐈

島の猫は本土の猫より一回り小さくて、みんな子猫みたいで可愛い〜〜〜〜。撫でくり回しても怒らないどころか、スリスリサービスが激しくて、とっても名残惜しかった😢
お部屋に入れるわけにもいかないので、また明日、よろしくね〜。

さて、与論島3日目はいよいよ旅の本番!🌊夢に見た百合が浜。
体調万全で、行って参ります!

与論島旅行 4日目

与論島周遊

  • 交通:電動アシストレンタサイクル/2,000円
  • 宿泊:プリシアリゾートヨロン/
       公式サイトで予約/(全国旅⾏⽀援割引-4,640円)21,091円
  • 食費:朝 食|ホテルビュッフェ/宿泊費込み
       昼 食|ミジラシャン/鶏胸肉のガーリックソテー/1,200円
       夕 食|ホテル内レストラン「地中海レストラン アネリア」/
           アネモネコース+黒糖梅酒ソーダ+コーヒー/6,250円
  • 買物:サンコーラル(よろん珊瑚センター)/お土産雑貨・食品/3,928円
  • 観光:サザンクロスセンター 入館料/400円
       神社参拝/御朱印・お賽銭/1,010円

合計:35,879円

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